「瞑想って、なんだか難しそう…」 「無にならなきゃいけないって聞くけど、私には無理…」
こんにちは、Ericaです。
かつての私も、そう思っていました。うつ病で心がぐちゃぐちゃだった時、カウンセラーに瞑想を勧められましたが、正直なところ、続けるのがとても難しかったです。
でも、試行錯誤を繰り返す中で、あることに気づきました。瞑想は、決して特別なことでも、難しいことでもないんだ、と。
この記事では、過去の私のように瞑想にハードルを感じているあなたへ、うつを乗り越えた私が実践する、1日3分からでOKの、本当に簡単な瞑想のやり方をご紹介します。
瞑想は「無になる」ことじゃない。まず知ってほしい、たった1つのこと
多くの人が瞑想を難しいと感じる一番の理由は、「無にならなければいけない」という思い込みです。
断言します。無になんて、ならなくて大丈夫です。
瞑想中に「今日の晩ごはん、何にしようかな」「あの仕事、終わってないな」と、いろんな考え(雑念)が浮かんでくるのは、ごく自然なこと。むしろ、それが普通です。
大切なのは、雑念を無理やり消そうとすることではありません。「あ、今、考えごとをしてたな」と、ただ気づいて、そっと呼吸に意識を戻すこと。
この「気づいて、戻す」を繰り返すことこそが、心を鍛えるトレーニングになるのです。
【3ステップで完了】やさしい瞑想の基本のやり方
それでは、早速やってみましょう。準備するのは、スマホのタイマーだけです。
ステップ1:楽な姿勢で座る(椅子でOK)
ヨガのようにあぐらをかく必要はありません。椅子に座っても、ベッドの縁に腰掛けてもOKです。
- 背筋を軽く伸ばす
- 足の裏は、しっかりと床につける
- 手は、太ももの上に楽に置く
体がリラックスできる、あなたにとって一番楽な姿勢を見つけてください。
ステップ2:タイマーを3分にセットし、目を閉じる
まずは3分から始めましょう。「たった3分?」と思うかもしれませんが、続けることが何より大切です。
タイマーが鳴ったら、ゆっくりと目を閉じます。
ステップ3:ただ、自分の呼吸に意識を向ける
特別な呼吸法は必要ありません。ただ、自然な呼吸に意識を向けてみましょう。
- 鼻から息が入ってきて…
- お腹や胸が少し膨らんで…
- 口から息が出ていく…
その一連の流れを、ただ、ぼーっと観察するような感覚です。
「雑念が止まらない!」そんな時に試してほしい2つのコツ
「どうしても、考えごとが止まらない!」という時は、以下の2つの方法を試してみてください。
1. 呼吸を「1、2、3…」と数えてみる
息を吸って、吐く、で「1」。次の呼吸で「2」。これを「10」まで数えて、また「1」に戻ります。
数字を数えることに意識が向くので、雑念が入り込む隙間が少なくなります。
2. 雑念を「雲」のように、ただ眺めてみる
頭の中に浮かんできた考え事を、空に浮かぶ雲のように、ただぼんやりと眺めてみましょう。
「あ、仕事の雲が流れてきたな」「不安の雲が出てきたな」
その雲を追いかけたり、消そうとしたりせず、ただ「流れてきて、去っていく」のを観察します。そうすることで、思考と自分との間に距離が生まれ、客観的に捉えることができます。
私が三日坊主にならなかった理由。瞑想を習慣にするためのヒント
毎日同じ時間、同じ場所で行う
私のおすすめは、朝起きてすぐの時間です。顔を洗って、コーヒーを淹れる前の3分間。これを毎日の習慣にしてしまうと、「やるぞ!」と意気込まなくても、自然とできるようになります。
ガイド瞑想アプリを使ってみる
一人でやるのが難しいと感じたら、アプリの力を借りるのも良い方法です。「〇〇(アプリ名)」など、無料でも質の高いアプリがたくさんあります。優しい声のナレーションが、あなたの瞑想をサポートしてくれます。
まとめ:まずは3分。心の筋トレ、始めてみませんか?
瞑想は、心の筋トレです。毎日少しずつ続けることで、心は確実に強く、しなやかになっていきます。
「やらなきゃ」と気負わず、「ちょっと疲れたから、3分だけ心を休ませてあげよう」くらいの軽い気持ちで、ぜひ今日から試してみてください。
その3分間が、あなたの心をスッと軽くしてくれるはずです。